MEDICAL TREATMENT診療内容

小児耳鼻科

小児耳鼻科では、子どもの耳、鼻、喉の疾患に対して診療を行います。
子どもは体の成長過程にあるため、大人とは異なる対応が求められます。

1子供の発達段階を考慮
子どもは成長に伴って体の構造や機能が変化するため、その成長段階に応じた適切な診断と治療が必要です。
症状や疾患によっては、成長とともに自然に改善することもあるため、経過観察が重要です。
2優しさと配慮を大切に
子どもは病院や診察に対して不安を感じることが多いため、診療時にはリラックスできる環境を提供し、優しく接することを心がけます。
診療や検査がスムーズに行えるよう、説明を丁寧に行い、子どもや保護者が安心できるよう努めます。
3おうちの方との連携
子どもの病状や治療法について、保護者と十分にコミュニケーションを取り、理解と協力を得ることが重要です。
治療計画や予防策について、家庭での対応方法や注意点を具体的に説明し、実践できるようにします。
4予防と早期発見
小児耳鼻科では、予防や早期発見が重要です。定期的な健康診断や予防接種を推奨し、病気の予防に努めます。病気の兆候を早期に発見し、適切な対処を行うことで、症状の悪化や合併症を防ぎます。
5総合的なアプローチ
耳鼻咽喉科の診療だけでなく、他の医療機関や専門家との連携も大切にし、子どもの健康全般にわたるサポートを提供します。
ご家庭でのケアや生活習慣の改善など、総合的なアプローチを心がけています。

お子さんの診療方法について

①荷物は荷物入れに置いてください。
②保護者はしっかりと奥まで深く座ってください。

③お子さんは太ももの上に深く座りましょう。

④足でお子さんの足を挟んでください。

⑤腕でお子さんの腕の上からしっかり抱いて、手を持ちます。
⑥お子さんは前を向いたままで、頭はスタッフが固定します。
⑦耳→鼻→のどの順番で診療を行います。

小児耳鼻科でよくある病気

みみ

急性中耳炎

中耳に感染が起こり、耳の痛みや発熱を伴う病気です。
特に風邪やインフルエンザに続いて発症することがあります。

症状
耳の痛み、発熱、耳垂れ、聞こえにくさなど。

外耳炎

外耳道が炎症を起こし、かゆみや痛みを伴います。水泳や湿気が原因となることが多いです。

症状
耳のかゆみ、痛み、耳垂れ、耳の閉塞感など。

滲出性中耳炎

中耳に液体がたまり、聴力が低下する状態です。
通常、痛みが少なく、慢性的な耳のつまり感が続きます。

症状
聴力の低下、耳の閉塞感、耳鳴りなど。

難聴

音が正常に伝わらない状態で、先天性または後天性の原因があります。
早期の診断と対応が必要です。

症状
聞こえにくさ、音に対する反応の遅れ、言葉の発達の遅れなど。

はな

アレルギー性鼻炎

アレルゲン(花粉やほこりなど)が原因で、鼻の粘膜が炎症を起こす病気です。

症状
鼻水、くしゃみ、鼻づまり、目のかゆみなど。

急性副鼻腔炎

副鼻腔(鼻の周りの空洞)が感染して炎症を起こし、鼻づまりや顔の痛みを伴います。

症状
鼻づまり、顔面の痛みや圧迫感、黄色い鼻水、発熱など。

鼻出血

鼻の内側の血管が破れて出血することがあります。
乾燥や鼻の擦りすぎが原因となることが多いです。

症状
鼻血、鼻の詰まり、かゆみなど。

のど

急性咽頭炎

喉の炎症で、風邪や細菌感染が原因です。喉の痛みや発熱を伴います。

症状
喉の痛み、発熱、飲み込みにくさなど。

急性扁桃炎

 扁桃腺が炎症を起こし、強い喉の痛みや発熱が生じます。細菌感染が多いです。

症状
喉の痛み、発熱、嚥下困難、扁桃腺の腫れなど

声のかすれ

喉の炎症や使いすぎが原因で声がかすれる状態です。
声帯に問題がある場合もあります。

症状
声がかすれる、声が出にくい、喉の違和感など。

流行病

インフルエンザ

季節に流行するインフルエンザでA・B型があります。

症状
発熱・頭痛・せき・のどの痛み・倦怠感など

新型コロナウイルス

コロナウイルスの一つで世界的に大流行したウイルスです。

症状
発熱・頭痛・せき・のどの痛み・倦怠感など

RSウイルス

RSウイルス感染による呼吸器の感染症です。
2歳までにほぼ100%の乳幼児が感染されるとされています。

症状
発熱・せき・喘鳴(ぜいめい)など

ヘルパンギーナ

発熱と口腔粘膜にあらわれる水疱性の発疹を特徴とした急性のウイルス性咽頭炎

症状
発熱・倦怠感・食欲不振・のどの痛みなど

その他の病気

睡眠時無呼吸症候群

睡眠中に呼吸が一時的に停止する状態で、昼間の眠気や集中力の低下を引き起こします。

症状
睡眠中のいびきや呼吸停止、昼間の眠気、集中力の低下など。

舌小帯短縮症

舌の裏にある小帯が短く、舌の動きが制限される状態です。授乳や発音に問題を生じることがあります。

症状
授乳の困難さ、言葉の発音の問題、舌の動きの制限など。

MEDICAL
TREATMENT
診療科目

耳鼻咽喉科・アレルギー科